FRESTA Bimi Smile presents 食卓ON楽

2010年9月 3日
涙そうそう/BEGIN

153回目の今日お届けしたのは、「涙そうそう/BEGIN」でした。


「もともとは、栄昇がライブのMCで"俺たちも「いか天」に出るよ"と言った冗談が、キッカケだったそうです」。
1988年12月、沖縄県・石垣島出身の、比嘉栄昇、島袋優、上地等の3人が東京で結成したバンド「BEGIN」。翌年、1989年に、東京・世田谷のライブハウス「ガソリンアレイ」のライブ中に、
比嘉栄昇が言った、そのひと言が、三人の運命を変えていきます。

当時、社会現象と言えるほど人気を集めていた、TBSテレビのオーディション番組『平成名物いかす!!バンド天国』、通称いか天。 BEGINは、当時、島袋と上地が住んでいたアパートの部屋で録画した応募用ビデオを番組に送り、1989年9月、"いか天"に、本当に出演することになります。

「「いか天」に出場した時、BEGINは、彼らがバンド活動を始める原点となった、70年代の洋楽やブルースのカバーと、彼らが影響を受けた音楽に、沖縄県出身アーティストならではの、島唄的な解釈を加えて作ったオリジナル曲を中心に演奏していたそうです。オリジナル曲の完成度の高さは、いか天の審査員を始め、TVを観ていた音楽関係者を驚かせ、番組OA翌日には、彼らの下へメジャー契約のオファーが次々と舞い込んだそうです」。
現在、BEGINの担当ディレクターを務める、前田さんは当時についてこう語ります。

その後、「いか天」で5週連続勝ち抜きを果たしたBEGINは、プロ・デビューのチャンスを掴み取って、翌1990年3月、1stシングル「恋しくて」をリリースするのでした。

1990年3月、BEGINは、日産自動車のCMソングにも起用された1stシングル「恋しくて」をリリースします。「1stシングルのリリース直後、彼らは、"自分達が作った曲が、プロのストリングスが加わるだけで、まるで別物のように重量感溢れる曲に生まれ変わる"そんなプロの演奏家の凄さに驚くと同時に、"本当に自分達は、こんな世界でやっていけるんだろうか"という不安を抱いたそうです」。
担当ディレクターの前田さんは、BEGINのデビュー当時の様子についてこう語ってくれました。

BEGINの1stシングル「恋しくて」は、彼らが「いか天」のグランドチャンピオンに輝いた話題と、日産自動車のCMソングに起用されたこともあって、セールスチャート最高位4位を記録し、およそ4ヵ月近くもチャートにランクインし続けるロングヒット曲となります。さらにBEGINは6月に、1stアルバム『音楽旅団』を発売し、その直後には全国を回るライブツアーも行います。
順風満帆に見えたBEGINの音楽活動でしたが、その一方で三人は、アマチュア時代と違って、曲作りやライブも自分達3人の力だけではできず、プロの作詞家や作曲家、サポートメンバーの力を借りないとできないという、厳しい現実の世界に、自信を失いかけていきます。

1992年3月、BEGINは、失いかけた自分達の自信を取り戻すために、新たな試みをスタートさせます。
「彼らは、常に"僕らは「いか天」で世間から注目され、デビューが決まって、すぐに売れ、あれよあれよという間に色んな事が動いていったから、明らかに音楽経験が不足している"と言っていたそうです。そこで彼らは、自分達が感じていた経験不足を補うために、東京・二子玉川アレーナホールでのマンスリーライブを始めたんです。バンドスタイルではなく、彼ら3人だけのライブを行うことで、少しずつ、自信を取り戻していったんです」。

その後、所属レコード会社のレーベルが無くなるという不運に見舞われながらも、ライブを通して多くの人達と触れ合って、自信を取り戻したBEGINは、所属レコード会社を移籍し、デビュー当事とは違った、地道な音楽活動を続けていきます。そしてデビューから6年が経った、1996年7月、10枚目のシングルとして「声のおまもりください」をリリースするのでした。
1996年7月に発売した、BEGIN10枚目のシングル「声のおまもりください」は、当時人気を誇っていたJリーガー、前園選手が出演していた「アステル東京」のCMソングに起用され、5年ぶりにセールスチャートにランクイン、最高位36位を記録します。
続いてBEGINは、スタッフと一緒に1台の楽器車に乗り込んで日本全国を回るライブツアーを始め、ライブバンドとしても、着実に力を付けていきます。同時に、"セールスというものは、音楽をやっていく上で大した問題ではない。もっと楽に音楽を楽しみたい"といった気持ちを抱くようになっていきます。

1997年、古巣のレコード会社に戻ったBEGINに、翌年、1998年、ひとつの出会いが巡ってきます。
「以前から、イベントやTVで一緒になる機会があって、仲良くしていただいていた森山良子さんのラジオ番組にBEGINがゲスト出演した際、森山さんから、"アルバムに収める曲を一曲書いて欲しい"という依頼があったんです。三人は大先輩のために曲が書ける、といううれしい思いと同時に、"俺達が書いた曲を気に入ってもらえるかな"という不安も持ったようです」。
「曲のベースとなったのは、優が書きかけていたメロディです。それを二人に聴かせ、3人でアイディアを膨らませて、栄昇がサビを加えたそうです。最後に、この曲を聞いて、沖縄に住む人達の事が頭に浮かんだという栄昇が、曲の最後の小節に、沖縄のわらべ唄の歌詞に使われていた一つの言葉を吹き込んで、曲を森山さんに渡したんです」。

「曲を聴いた森山さんは、栄昇が吹きこんだこの言葉に"涙がぽろぽろこぼれる"という意味があることを知って、若くして亡くした森山さんのお兄さんの事を思いだし、歌詞を書いたそうです」。
こうして、BEGINがメロディを作って、森山良子が歌詞を書いた曲は、1998年11月に発売された、森山良子のアルバム『TIME IS LONELY』に収められます。その後、森山良子がライブやイベントで歌って、多くの人達に親しまれることになります。そして、2000年3月、曲を作ったBEGINが、デビュー10周年記念のシングルとして、この曲「涙そうそう」をリリースするのでした。

2000年3月に発売された、BEGINの「涙そうそう」は、発売当時、セールスチャートこそ最高位159位と振るわなかったものの、後に同じ沖縄出身の夏川りみや、ハワイの歌手もカバーするほどのメジャーな歌へと成長していきます。
「BEGINは、この歌はあくまで森山良子さんの歌だと思っています。森山さんが作って歌い、多くの人達が親しむようになって、次にBEGIN、そして夏川りみが歌って、もっと広がっていきました。
"自分達は、あくまで裏方として曲を作っただけ"という気持ちなんです。2003年に、NHK紅白歌合戦に出場し、森山さん、夏川さん、そしてBEGINが一緒に"涙そうそう"歌った時、彼らは曲が成長した事に感謝し、"森山さんに恩返しができた"と言っていました」。最後に、前田さんは、こう話してくれました。

先輩のために綴ったメロディが、人と場所と時間を越えて、J-POPの名曲に育った瞬間でした。

今日OAした曲目
M1.Wonderful Tonight/BEGIN
M2.恋しくて/BEGIN
M3.声のおまもりください/BEGIN
M4.涙そうそう/BEGIN

2010年9月 3日
VOL.153「フレスタ ブレッド」

フレスタが、品質、おいしさ、安心、安全などにこだわった商品を、自信をもっておすすめするBimi Smileブランド。
きょうは、これまでよりも、しっとり柔らかくリニューアルした、Bimi Smile「フレスタ ブレッド」をご紹介します。
 
Bimi Smile「フレスタ ブレッド」は、生地を低温で長時間発酵させることで、口の中で溶けるような、柔らかく、しっとりとした食感を実現したもので、風味の豊かさも特長の食パンとして、2年前の2008年から販売されています。
 
今回、原料の配合を変えるなど、製法の一部に工夫を凝らして、これまでより、さらに、しっとり柔らかいBimi Smile「フレスタ ブレッド」へと生まれ変わりました。
もちろん、乳化剤やイーストフードなどの添加物を使っていませんので、安心して召し上がっていただけます。
 
このBimi Smile「フレスタブレッド」、生地の柔らかさを是非味わっていただきたいので、まずは、そのまま手にとって、指でちぎって口にほうばってみてください。しっとりと、口の中でとけるような食感を楽しむことができるはずです。
それから、しっかりと焼き上げたトーストもおすすめです。パンの耳までサクッとした歯ざわりと、その後、口の中に広がる香ばしさは格別ですよ。

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