オススメBOOK☆海と毒薬

今日、山中さんが紹介してくれたのは、1958年に発表された、
遠藤周作「海と毒薬」
今日はケンシさんと二人、濃いトークになりました・・!
ちょっといつもとは違う、深いブックレコメンドでしたね~
この本、昔読んだことがある、という方も多いはず。遠藤周作の代表作です。
芥川賞をはじめとする、数々の賞を受賞し、今もなお、さまざまな人に影響を
与え続けている、偉大な作家です。
「海と毒薬」は、2つの賞を受賞し、さらに86年には映画化され、
ベルリン国際映画祭でも銀熊賞を受賞するなど高い評価を受けている作品。
人間の生きる意味、道徳観、論理観など深く考えさせられる部分が多くの
作品で語られるテーマです。
物語は、「私」が町医者の勝呂に診察してもらうところから始まります。
妻の妹の結婚式に出席した時、新郎の従弟が勝呂医師と同じ医学部出身で、
彼が戦争中の生体解剖事件に関係していたことを知ります。
物語はそこから一転、その当時の戦時中にさかのぼります。
そこからその病院で、どのようにして生体解剖実験が起こったのか実験に
関わった様々な人物の心境が、この小説に綴ってあります。
実際に起こった事件が元になっている作品で、人間の罪の意識や、
内面的葛藤を掘り下げるメッセージ性の強い、深い作品で、
人間の心理をよく描きだしている、とても考え深い内容になっています。
ぜひ一度は遠藤周作の作品に触れてみてください!
